
トッパー/トッピング(Topper/Topping)
トッパーやトッピングとは、ペットの主食である総合栄養食に、嗜好性を高めたり、特定の栄養素を補ったりする目的で加えられる追加の食材や製品を指し「ペット用ふりかけ」とも表現されます。これらは、ドライフード等の上にかけたり、混ぜ込んだりして使用されます。
その主な目的は以下の通りです。
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嗜好性の向上: 特に食欲が落ちている時や、好き嫌いがあるペットに対して、ドライフードだけでは食べ進みが悪い場合に、ウェットフード、フリーズドライの肉や魚、だし汁などをトッピングとして加えることで、食いつきを良くすることができます。これにより、必要な栄養を確実に摂取させることが可能になります。
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水分摂取の促進: ドライフードを主食としているペット、特に飲水量が少ない傾向にある猫の場合、ウェットフードやスープ状のトッパーを加えることで、食事を通じて自然に水分摂取量を増やすことができます。これは、尿路系の健康維持に非常に有効です。
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栄養の補完・強化: 特定の栄養素(例:オメガ-3脂肪酸、プロバイオティクス、特定のビタミン・ミネラルなど)を強化したトッパーもあり、皮膚や被毛の健康、関節のサポート、消化器系の健康維持など、特定の健康上の目的に合わせて利用されます。手作りの肉や野菜を少量加えることで、食事に多様性を持たせることも可能です。
ただし、トッパーやトッピングを使用する際にはいくつかの注意が必要です。最も重要なのは、主食である総合栄養食の栄養バランスを崩さないことです。トッパーやトッピングが過剰になると、摂取カロリーが不必要に増え、肥満の原因となる可能性があります。また、主食からの必須栄養素の摂取を妨げ、長期的に栄養不足や偏りを招くことも考えられます。
使用するトッパーやトッピングの原材料をよく確認し、ペットのアレルギーや特定の健康状態に配慮したものを選ぶことが大切です。例えば、塩分や糖分が多く含まれる人間用の食品や、ペットにとって有害な食材(例:ネギ類、チョコレート、ブドウなど)は絶対に与えてはいけません。
適切に利用することで、トッパーやトッピングはペットの食事の楽しみを増やし、特定の健康目標をサポートする有益なツールとなります。しかし、与え方や量に不安がある場合は、かかりつけの獣医師やペット栄養管理士に相談し、個々のペットに合ったアドバイスをもらうことをおすすめします。
ケリーアンドコーのフリーズドライトッパー「DINNER BOOSTER(犬用ふりかけ・猫用ふりかけ)」は生食のようなコクと風味を増すための単一原料のみのものや、機能性を追加した複数原料のものをラインナップしています。