
水分(Moisture)
水分は、ペットフード中に含まれる水分量を示す指標であり、ペットの健康とウェルビーイングに直接的な影響を与える必須の要素です。フードの水分量は、ドライフードが一般的に10%以下であるのに対し、ウェットフードは70%〜85%と大きく異なります。
水分が多いウェットフードは、消化がしやすく、食事から自然に水分摂取が促進されるため、特に猫の尿路の健康維持(尿路結石や膀胱炎のリスク軽減)に非常に役立ちます。犬にとっても、十分な水分摂取は腎臓機能のサポートや脱水症状の予防に不可欠です。
逆に、ドライフードを主食とする場合は、食事からの水分補給が限られるため、常に新鮮な水を十分に用意し、ペットの飲水量を注意深く観察することが重要です。必要に応じて、ウェットフードを混ぜる、フードを水でふやかすなどの工夫で、全体の水分摂取量を増やすことを検討しましょう。ペットの健康状態、活動量、そしてライフスタイルに合わせて、適切な水分量のフードを選ぶことが大切です。
ケリーアンドコーの総合栄養食(RAW DINNER)は全て生食材をフリーズドライして作られた水分5%以下のドライフードです。乾燥したまま与える場合はいっしょに水が飲める状況を用意いただくことが望ましいです。水やぬるま湯でふやかす際は、通常の熱風処理されたドライフード等と比べて水戻しが容易です。また、生食材をフリーズドライしているため熱加工したウェットフォードと比較してビタミンやたんぱく質などの栄養素をしっかり摂取することができます。